昨年の5月以来の天候に関する記事です。

今、各地でグローバルウォーミングや異常気象について関心が持たれています。
まさに今起こっているオーストラリアの大規模火災、ブラジルのアマゾンでの大規模火災、ベネチアの大規模浸水、グレタ・トゥンベリさんの活動などニュースで見ることは多いかと思います。

2019年の夏、ヨーロッパ各国では北アフリカから押し寄せた熱波で深刻な被害を受けました。
フランス、ベルギー、ドイツ、オランダで国内の最高気温の記録が更新されました。
また、各都市で過去最高気温が更新されています。
8月の半ばにスペインのセビリアに行った時に、街頭の温度計は44度を示していました。
まさに「異常」という言葉が当てはまります。

幸いポルトガルは大西洋からの気流のため、その影響を被ることはありませんでした。
しかし、ポルトガルでも毎年のように大規模火災が起きています。
そして、先月末にはElsaという大規模な嵐がポルトガルの北部を直撃し、大規模な浸水が起こりました。
こちらに移住をした2012年以来で初めて見た光景のような気がします。
また、グレタ・トゥンベリさんが大西洋をヨットで横断してリスボンに到着し、ポルトガルのメディアでも大きく取り上げられました。
昨年の4月のイースターの時期にロンドンへ旅をしたのですが、Extinction Rebellion（絶滅への反抗）の活動家たちが、ロンドン中心部の主要地点を占拠してグローバルウォーミングに対して訴えていました。
約1週間で1000人以上の逮捕者が出たのですが、参加者は学生だけでなく、教職に就いている人も見られました。

地球規模で、様々な環境の変化が生まれて来ているのは事実だと思います。
ポルトガルに住んでいる人々、またはポルトガルを訪れている人々は、冬でも暖かくて気持ちいいということしか言わない人が多いので、それもどうなのかなと考えてしまいます。
グローバルウォーミングが観光の収益につながってしまっているというのは皮肉なものだとは思います。。。
そんなことを踏まえて、リスボンの最近の天気について書こうと思います。

2019年11月のリスボンの天気

曇りがちな日が多く、中旬は雨がとても多くて気温も下がり、気が滅入る天気でした。
3年前にモロッコ旅をした時に出会った香港在住の人が、リスボンに会いに来てくれたのですが、ちょうどその時期であまり観光を楽しむことができなかったので残念でした。
ポルトガルと聞いて、いつも温かいと思いハーフパンツでやって来ました。。。
気温や湿度は香港と同じくらいだと言っていました。
月末にかけて、天気は徐々に安定していきました。

2019年11月:リスボンの実際の気温

2019年12月のリスボンの天気

11月と比べて晴れの日が多くなり、日中は半袖で歩いている人も見られました。
友人と会って川沿いの芝生に座り、日向ぼっこをするのがとても気持ち良かったです。
ビーチで日光浴を楽しめるくらい暖かく、実際に行っている人たちもいました。
また、大晦日のカウントダウンを丘の上でピクニックをしながら待つこともできました。

2019年12月:リスボンの実際の気温

2020年1月のリスボンの天気

1月に入っても快晴が続いて、天候は安定していますが気温は下がりました。
リスボンは冬とても湿気が多く、特に夜は建物内などで露結がみられます。
そのため、体感温度がだいぶ下がります。
日中の最高気温は15度前後なので、コートさえあれば大丈夫です。
夜の最低気温は7度前後ですが、昨年の1月に比べると2〜3度暖かい予報です。
しかし、帽子、手袋、ブーツがあった方が良いです。
また後半は曇りの日が増えそうなので、これからポルトガルへの旅をされる方は防寒対策をしっかりとした方が良いかと思います。