今回からコロンビア編です。
ペルーでは、自然の美しさを堪能しましたが、コロンビアでは主に都市部を旅しました。
30ペソ=約1円
カルタヘナの旧市街
ペルーのリマからコロンビアのカルタヘナまでは直行便があったが、時間がかかるが安いボゴタ経由にした。
数日前に購入したのでVivaAirで127ユーロ。
ということで終日ほぼ移動で終わってしまった。
カルタヘナの空港は旧市街地からあまり離れていなく、空港を出たところで携帯を使って確認をすると4kmくらいだったので歩こうかと。
しかし、とにかく蒸し暑くてこれは汗だくになるなと考えていると、男性に声をかけられた。
ボゴタからカルタヘナへの飛行機の中で、隣に座っていた男性で女性と一緒にいた。
タクシーをシェアしようという申し出だった。
その人たちはその先のホテル群があるところまでいくとのこと。
あまり深く考えず了解をした。
ネットで調べると通常15000ペソ(485円くらい)するが、タクシードライバー曰くその通りだった。
自分のホステルに着いたときに、ここまでの金額すべてを払わされそうになったが、これはおかしいということを言って。
3000ペソ安い12000(387円くらい)で了解してもらった。
最終的には、両方にとって得になったので良かったかなと。
カルタヘナでは空港の行き帰りにタクシーを使用したが、一度も騙されずに正規の値段だった。
これは嬉しい驚きだった。
日本の感覚でいうとこうでなくてはいけないが、こうすんなりいかない国の多いこと。。。
カルタヘナの旧市街はあまり大きくなく、3時間くらいあれば歩いて回れる。
ベランダには花や壁には植物が飾られていて、壁の色と共にどの通りもすごく綺麗だった。
カルタヘナは、今回の旅で一番かわいい街だと思った。
夜景も綺麗で、そして治安もものすごくよくなんの心配もする必要がなかった。
この街が城壁に囲まれているのがわかる。
城壁の上にはバーもあった。
ただ蒸し暑いのと蚊がものすごく多い。
教会内にはいくつも扇風機があった。
街中には清掃をするスタッフもいて綺麗に保たれていた。
日差しは強く、ローカルの人も日傘をさしていた。
遠くに行くと高層ビル群もある。
食事は美味しく、ペルーと同じくスープ、メインディッシュ、ジュースがセットになっていて300円ちょっと。
日が暮れてからトリニダード教会の広場に行ってみたが、いくつか食べ物の屋台が出ていて人々の溜まり場となっていた。
これらはもしかすると週末のみかもしれない。
美味しそうだったので注文をしてみたら、作り置きではなくその場で料理をしてくれた。
ボリュームがあり食べ応えがあったので、最後は少し飽きてきてしまったが、ストリートフードは楽しめる。
ポテトフライ、チーズ、ソーセージ、コーンなどを鉄板で炒めてソースをかけたもの。
その他、このエリアにはグラフィティー、レストラン、バーなどが多く是非訪れてみることをおすすめする。
20時くらいに教会が閉まると、入り口手前で突然エクササイズのクラスが始まった。
音楽がかけられ、ステージに上がった人達の動作を真似しながら踊っていた。
皆、振付を知っているようなので常連の人たちだと思われた。
結構、激しく1時間くらいやっていたのではないだろうか。
若者カップルに声をかけられ、片言の英語で会話を始めた。
自分の携帯に入っている旅の写真を彼に見せると、その写真を彼女に見せようと携帯を掴まれた。
これもしかすると走って持ち逃げされるのかなと、警戒をしながら見張っているとそのまま話を続けて、なぜか最後に自分の番号を教えくれとうことで彼の携帯に登録をして別れた。
旅をしていると、特にその国に入りたての時は、どこまで人を信用して良いかということの境界線を探す思考が必要となる。
どこでも片手に一眼レフを持ちながら、写真を撮って歩いているが、写真を撮ってくれと言ってくる人たちにも遭遇する。
それが本当にただ撮って欲しいだけなのか、その後にお金を請求してくるのかがわからなかったりするからだ。
最終的にはペルーでもコロンビアでも街で出会った人たちは皆とても良い人たちで、信用できる人達だった。
これは運もあるとは思うが、自分の行動によるところもあるとは思う。
夜、通りを歩いているとよくサルサの音楽が耳に入ってきた。
なんの変哲も無い通りに様々な傘がぶら下げられ皆写真を撮っていた。
その通りに住んでいる人たちが、その狭い通りにテーブルと椅子を出してくつろいでいた。
日中はこんな感じ。
ホステルでの朝食は込みで、この他にフルーツとジュースがあってなかなか良かった。
その後、せっかくカリブ海沿いにいるので、海で泳いで見ようと思い海岸沿いを歩いてみた。
前日の夕方ごろに、タクシーでここを通ったが、多くの人たちがビーチにいるのを見たところだった。
それは日曜日だったからかもしれない。
この日は、平日の午前中のせいか数えるくらいの人しかいなかった。
一応、荷物の心配もしながら、岩の陰にしまって水に入った。
水温はとても暖かく、水に浸かっている方が外気温よりも暖かく気持ちが良く感じたくらいだった。
そのまま一時間半くらい、泳いだり水に浮かんだりしながら楽しんだ。
ホステルに歩いて戻って、午後は街を散策した。
路上ではフルーツ、飲み物、スナック、絵画、帽子、アクセサリーそしてコーヒーなどが売られていた。
コーラのレトロ感が良い。
このパラソルの色がなんとも街にマッチしている。
コーヒーは人の集まるところではどこでも売られていた。
ホステルにはアメリカ人男性が泊まっていて、退職をしてからコーヒーを飲み始めたと。
コーヒーが好きになるのがわかっていたので、それまで一度も飲もうとしなかったという。
退職をしてから寝る前に毎日コーヒーを一杯飲むのが日課になっていて、眠れなくなることもないという。
通りでお土産の販売をしている。
カラフルな花が売られていた。
カラフルな色の服を着た女性。
海岸の近くは水で溢れるところもあった。
ローカルも観光客もいてよいバランスだなと思った。
コロンビアの他の都市に比べて、英語が話せる人が多かった印象がある。
ローカルの白人の割合は極めて低く、黒人が多かったのは意外だった。
ある建物の中で、両替所があるか確認をしようとマップを見ていると、男性がそれを察して声をかけてくれ両替所まで連れて行ってくれた。
後に他の旅行者に聞くと、少し商業的な街になってしまったという人もいたが、とても安全で本当に親切な人が多く、フレンドリーなこの街が好きになった。
カルタヘナの無邪気な子供達。
カルタヘナのサンセット
前日はホステルにチェックインをしたときにサンセットとなってしまい見逃してしまった。
城壁の上にあるカフェからサンセットを望む人が多いようだが、途中の車道や街灯などあまり見たくないものが入ってしまうので海岸線まで来た。
このポイントでは、夕日をバックに結婚式用の写真を撮影しているグループがいたが、その他3人しかいなかった。
左側には高層ビル群が連なっていて、そこに真横から照らされる夕日もまたとても美しいものだった。
モロッコの砂漠でもサンセットを見たが、ここカルタヘナで見たものが記憶の中で一番ドラマティックだった気がする。
多分、天候と雲に恵まれたからだとは思う。
イエロー、オレンジ、赤と刻一刻と変わる空の色。
おすすめのプラヤブランカ(ビーチ)
以前、カルタヘナに行った友人にすすめられたのが、Playa Blanca(プラヤブランカ)で白い砂浜というビーチ。
ということで行くことにしたが、車で1時間くらいかかる。
ネットで調べると、いくつかバスツアーがあるが、帰りがビーチを15:00時発のものがほとんどであった。
どうしてもビーチで夕日を見たいなと探していると、Mamallenaホステルが運営しているシャトルバスがあった。
行きはホステルを8:30、12:00、17:00時発。
帰りはPlaya Blancaを10:30、15:00、20:30時発。
これを好きなように組み合われることができる。
現地には宿泊施設があるので、夕方に着いて一泊して翌日の朝、帰ってくることもできる。
ということで12:00時ホステル発で20:30時ビーチ発にすることにした。
これで午後いっぱいビーチで過ごせて、サンセットも見ることができる。
午前中にホステルに行って、シャトルバスのチケットを購入した。
往復で50000ペソ(1600円くらい)だった。
どこも値段は同じようで、ボートで行くと少し高くなるようだった。
12時すこし前にホステルへ戻ってくると、ロビーで結構待っている人たちがいた。
12時少し過ぎたところで、向かいの道に止まった16人くらい乗れるバンにみんなで乗り込んだ。
移動中に時々雨が降るちょっと微妙な天候だったが、向こうに着いてからは概ね晴れてくれた。
駐車場に着いてからは歩きでビーチまで下って行く。
ビーチサンダルでも降れた。
赤の印が帰りの集合場所。
ビーチに着くと水がとてもキレイなのがわかる。
南国のビーチリゾートなどに行ったことが少ないのでなんとも言えないが、かなりの透明度だったと思う。
そして水が暖かくて、いくらでも浸かっていられた。
全身乗っけられるデッキチェアが、一日20000ペソ(650円くらい)だったので使用することにした。
貯めてある水をすくって流すトイレだったが、無料で使えたので良かった。
食べ物と飲み物を持参して来たので、何もオーダーしなかったが大丈夫だった。
こちらは高い方のベッドで値段は聞かなかった。
途中、マッサージはどうかと行って来る女性達もいたが断った。
ビーチを歩いてみると、様々なバーや宿泊施設があった。
ビーチにはたくさんのボートが停泊をしていて、ある時間になると人を集めて、カルタヘナの街に向けて出航していた。
確かボートだと片道30000ペソだったと思われる。
17:30時くらいになると、デッキチェアを片付けたいとスタッフが言ってきたので、普通の椅子に移った。
そして18時頃のサンセットをそこで見ることとなる。
そこを歩く人々やボートがまたストーリーを生み出していた。
少し曇り空だったこともあるが、空全体がキャンバスとなって真っ赤に染まるとても感動的なサンセットだった。
帰りのシャトルバスまで時間があるので、夕食でも食べようかと暗くなったビーチを歩いてみる。
さすがに多くの人は、すでに去っていて人は少なかった。
いくつかレストランを見て回って、量が多くて安めの定番であるチャーハンのようなものを頼んだ。
美味しくて、スタッフも親切で少し話をしながら良い時間を過ごせた。
帰りはHugos Placeに集合して歩いてバンまで戻って20:30時に出発ということだったので、20時くらいにはいるようにした。
すでにサンセットの後なので辺りは真っ暗で、スタッフが懐中電灯を持って先導をしてくれ、バンに乗り込みカルタヘナへ戻った。
最高のビーチかと聞かれるとわからないが、半日以上飽きることなくずっと楽しめた。
カルタヘナの北にはサンタマルタという街があり、その先に国立公園がある。
そこにあるビーチが、ジャングルの真横にあって写真で見てもすごく美しかったので行きたかったのだが、時間がなく行くことができなかった。
もし、そちらに行けるのならPlaya Blancaにはくる必要がないかもしれないが、気軽に来れるのでぜひおすすめしたいと思う。
次回はメデジンです。
麻薬王のパブロ・エスコバルでも有名ですが、スラム街にも行ってきました。