2019/12/08   
Category: 旅行

南米の旅: ペルー(マチュピチュ)

マチュピチュ
いよいよクスコからマチュピチュに向けての一泊旅です。
ペルー1ソル = 約33円

マチュピチュへの行き方

マチュピチュへ行く方法は様々あって、自分は一番安い方法で行くことにした。
それはクスコからバン(18人くらい乗れる)に乗って水力発電所(Hidroeléctrica)まで行き、そこから通称マチュピチュ村(Aguas Calientes)まで歩いて一泊。
翌日の朝にマチュピチュ遺跡に歩いて登って、歩いて水力発電所まで戻り、バンでクスコまで戻って来るというもの。
一番楽なのはクスコから電車でマチュピチュ村まで行き、そこから遺跡までバスで登る方法だが、安くて往復2万円くらいするので高すぎる。
最安値の方法だと移動費は往復のバンのみで2000円しない。
実質約10分の1で済むのと、少々頑張ってマチュピチュにたどり着くのもなんかちょっとした達成感が出ていいのかなとも思ったから。

前日のレインボーマウンテンのツアーが悪くなかったので、ツアーオプションを同じツアー会社で購入をしたがこれは少々失敗だった。
水力発電所までの往復バンが確か80ソレスでお昼のバッフェが20ソレスだった。
お昼は水力発電所に行く途中の休憩所で食べるということだったので付けたのだが、バンが最終目的地に到着してからの食事だったため、早く村に行きたい人たちは食事をせずにそのまま行くこともできた。
このオプションを付けたのは、自分を含めて二人のみだった。
また帰りのバンに関しては、水力発電所でコレクティーボ(シェアで乗るバン)がたくさん待機していて金額も安く30ソレスで購入ができたため、自由な時間にクスコへ戻って来ることも、またオリャンタイタンボに寄ることもできる。
ツアー会社だと片道のみの料金だと割り増し価格を言われたので、交渉をして片道のチケットを30ソレスで買えるようにするのが良いと思う。
例えば他のツアーも一緒に購入するなど。

ちなみにマチュピチュの入場チケットはオンラインにて事前に購入をしておく必要がある。
もしかすると現地でも買えるかもしれないが、毎時間ごとに人数の入場制限があるため。
自分は一番早い回の朝6時を購入したが、通常これから売り切れになっていく。
それは遺跡に沢山の人が来る前に写真が撮れるからと、早朝の幻想的な風景も楽しめるからだと思う。

マチュピチュ遺跡のみだと152ソレスで、ワイナピチュ山もしくはマチュピチュ山の登上の場合は200ソレスとなる。
自分はワイナピチュへ行きたかったが、数に限りがあって売り切れのため行くことはできなかった。

マチュピチュ村へ移動

マチュピチュへの1泊2日で必要のない荷物はホステルで預かってもらった。
ホステルで7:30時にピックアップ予定のマチュピチュに向けてバンを待つ。
やはり遅れて来たが前日のレインボーマウンテンで慣れていたので、ただひたすら待つ。
バンに乗り込み少し走ると、別のバンが待機していて乗り換えた。
ここまでなんかかなり時間がかかった気がする。

そのままバンは進んで行き、10時少し前にオリャンタイタンボの手前で休憩時間となった。
お土産、食事、スナックなどが購入できた。
マチュピチュへ

オリャンタイタンボの街を通り過ぎるので、遺跡の外枠と街の様子を少しだけ見ることができた。
本当は帰りに一泊してもいいかなと思ったが、ツアーでは翌日にクスコまで帰ってくることになっていたのでそのまま戻ることにした。

途中、高い山々をいくつも超えて行き景色は良かった。
マチュピチュへ

さらに上の山には雪が残っていた。
マチュピチュへ

バンの中には、ペルー人が多く、英語が話せる人があまりいなかった。
しかし、その中の一人の女性が、学校で英語の教師をしていたのでドライバーの通訳をしてくれてとても助かった。
その学校から親子で参加している人たちや孤児の人たちもいた。

最終目的地の水力発電所に着いたのは14:30時くらい。
昼食を購入した2人のみ橋を渡ってレストランへ。
マチュピチュへ
その先には2つレストランがあった。
マチュピチュへ

そこでバッフェを購入したことをスタッフに伝えると、食べることができた。
しかし、作り置きでなんか残り物のような感じであまり美味しいものではなかった。
特にスープは塩辛くなっていて、水分が蒸発してしまったのかなと思われた。
そして飲み物は別途だったが、WiFiがあったのでとても重宝した。
少し歩いて行くとたくさんレストランやカフェを見かけたので、事前にオプションを購入しないで現地で見て回った方がいいと思われた。

ここで一緒にいたスペイン人と宿泊先の話をしたら、彼は「まだどこに泊まるか知らない」というびっくりする答えが。
移動、宿泊、マチュピチュの入場料と全て込みのツアーを申し込んだとのこと。
自分は別途、ホステルを事前予約しいてることを言うと、ものすごく焦り出した。
ツアー会社と連絡を取り出してかれこれ20分くらい経って、どうやらマチュピチュ村で誰かが待っているとのこと。。。
かなりざっくりとした感じで、どうやってその人を探すのだろうと思っていると、その人はずっと不安げな顔をしていた。

そんなこんなで15:30時くらいに歩き始めた。
するとまず見えたのは電車が駅のようなところに停まっていて、レストラン、カフェ、お土産屋がたくさんあった。
マチュピチュへ
マチュピチュへ
水力発電所とマチュピチュ村には電車が通っていて、33ドルくらい払って乗ると一気にマチュピチュ村まで行ける。
バンで会った学校から来ていた人たちはこの電車に乗ったとのこと。
確かに年配の親や子供がいたので3時間かけて歩くのは大変だと思った。

マチュピチュへ

バンに一緒に乗っていた人たちと、大自然の中を話しながら歩いた。
蚊がものすごく多く、虫除けスプレーなんかは絶対にあった方が良いと思う。
一緒にいた人が使っていいよと、それでもかなり蚊に刺された。
気温はそこまで暑くないもののとにかく湿気が多かった。
それは川沿いを歩いているということもあったと思う。

ここが有名な写真のポイントで「スタンドバイミー」コースと言われる理由である。
マチュピチュへ
マチュピチュへ

ひたすら電車の線路沿いを歩くので途中で電車が通ったりする。
マチュピチュへ
マチュピチュへ
マチュピチュへ

景色は素晴らしくハイキング楽しいなって思った。
マチュピチュへ
マチュピチュへ
マチュピチュへ
マチュピチュへ

水力発電からマチュピチュ村へは11kmであることがわかる。

写真を撮ったりしながらだったため、2時間くらいかかって暗くなり始めた17:30過ぎに到着。
まずはメインの広場へ行くと、たくさんのレストランがあった。
マチュピチュ村

そこで数名のスタッフが大声をあげて人々の名前を永遠と叫んでいた。
マチュピチュ村

どうやらこの人たちが、予約をした客を宿泊先まで連れていくシステムであった。
歩く人のペースで何時に着くかもわからない人達を、こうやって待っていることにすごさを感じてしまった。
名前を書いたカードを持っていた方が楽そうだし、事前に宿泊先を伝えておけば今の時代GPSで簡単に探すことができるのにと思ってしまった。
そこで人々に別れを告げ自分のホステルへ。

チェックイン時に、明日の朝食をどうするか聞かれた。
宿泊料に込まれていて、マチュピチュに朝6時の回に入場することを告げると、果物、サンドイッチ、ジュースが入ったランチを持たせてくれるとのこと。
なんて親切なシステムなんだろうと。
基本的にペルーで停まったホステルは全て素晴らしいサービスだった。
そして4:30時にホステルを出発することを勧められた。

その後、暗くなった街を少し歩いてまわってみる。
特筆することはないような村だが、サイズの割にはレストランや宿は結構な数があってお土産屋もたくさんあった。

簡易スーパーのようなところで軽い夕食と翌日の朝食を購入。
ホステルの部屋には自分以外は4人組のオランダ人のグループがいた。
マチュピチュの入場時間が同じだった。

マチュピチュへ

ホステルのスタッフに勧められたように、4:30時にホステルを出る。
そして弁当を持参させてくれた。
街中は街灯があるので歩くのには問題がないが、数分歩くと街灯が全くなくなりライト持参は必須だった。
数名歩いている人がいたが全て追い越してしまい、あたりには誰もいなく自分一人でライトを片手に歩く。
道があっているのかどうかもわからなく、さらに15分くらい歩いたらチェックポイントがあってすでに列ができているのを見てホッとした。

5時にチェックポイントが開くとのことで10分くらい待つ。
印刷したチケットとパスポートを見せて登頂開始。

ここまでは平坦な道だったが、ここから先は500メートルの高低差をひたすら階段で登る。
バスを利用すれば一気に入場口まで行けるが片道1500円くらいするようなので却下。

しかし、一つ後悔をしたことがあった。
ホステルに戻って荷物をピックアップしてから水力発電所まで行くのが面倒だと思って、すべての荷物を持ってきてしまったため、カメラシステムを含め一日中持って歩くにはかなりの重量になっていた。

道は本当にほぼ階段のみで、皆休み休み歩いていた。
歩いて登る方は覚悟をした方がいいと思う。
マチュピチュへ
マチュピチュ

休むと動きたくなくなると思って、汗だくになりながら休まずに頑張ってひたすら歩く。
するとだんだんと日が明るくなっていき、辺りの山々の頂上にはうっすらと雲がかかっているのが見える。
それがなんだか神秘的で、素晴らしく感動すら覚えた。
マチュピチュへ

5:50分くらいに上界へ到着するとすでにバスで来た人達がたくさんいた。。。
遺跡内にはトイレがないので入り口横のトイレを2ソレス払って使用する。

6時に開門をして、チケットを機械で読み取り入場する。
さすがに一番初めの回なので人は少ない。
この日はよく晴れてマチュピチュ遺跡にはもやがかかっておらず一望ができた。
昔からテレビで見てきた光景がこの目の前に広がっていることに感動をする。
もやがかかった神秘的な光景も見たかったなという気もしたが、これはこれで良かったなと思えた。
マチュピチュ

正直、散々テレビや写真で見てきたので実際に見るとこんなものかって、ちょっとガッガリするのかと思っていたがそういうことはなかった。
ペルーに来たら是非訪れて欲しいと思う。

さらに登っていくとインカ道があり行けるところまで進んでみる。
柵とかがないので結構怖い。
マチュピチュ
マチュピチュ

この先は危険なので立ち入り禁止となっていた。
マチュピチュ
マチュピチュ

疲れが溜まって来て、芝生に寝転がって思わず昼寝をしてしまった。
とても暖かくてものすごく気持ちよく、同じようにしている人たちを見かけた。
マチュピチュ
ただし日差しがものすごく強いので日焼けには注意が必要だった。
時間が経つと人もかなり増えてきて写真スポットには列ができていた。
マチュピチュ
マチュピチュ

朝はこんな感じ。
マチュピチュ

太陽の門へ行こうと試みるも、時間が足りないことがわかり途中のビューポイントまで行って引き返す。

遺跡内を一通り歩き回る。
マチュピチュ
マチュピチュ
マチュピチュ

バンで一緒だった学校のグループと遭遇し一緒に写真を撮る。

遺跡内にはリャマもいた。
マチュピチュ
マチュピチュ

11時くらいには登った階段を40分くらいかけて降りた。
確か12時から博物館にも同じチケットで入れたのだが、帰りのバンに間に合わなくなる恐れがあったためスキップした。

少し休憩をして12時くらいに来た道を戻って水力発電所へ歩き出す。
結構早いペースで歩いたので13:30時くらいには到着してしまった。
バスが14:30-15:00時の予定だったのでランチを取ることに。

何人かを待っていたため、結局15:20頃にバンが出発した。
行きのバンで一緒だったペルー人とまた一緒になる。

途中で夕食休憩があり、その人たちと一緒にチキンのスープを食べる。
ペルーの食事

一人前がかなり量が多いので半分に分けた。
その場でバンは洗車されていてそれを待つことに。

すっかり暗くなった21:30にクスコに到着し、ホステルへ。
なんかお腹の調子が。。。

次回はペルー最終回で、4000m級の山々の中にある神秘の湖、ウマンタイ湖です!

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