2019/12/02   
Category: 旅行

南米の旅: ペルー(クスコとレインボーマウンテン)

レッドバレー

今回はクスコの滞在と、レインボーマウンテンとレッドバレー(上記の写真)への日帰り旅行についてです。
長くなりそうなのでマチュピチュについてはこの次の記事で書きます。
ペルー1ソル = 約33円

リマからクスコへの移動

リマからクスコへの飛行機での移動。
Viva Airを利用したが、搭乗券の印刷を空港のカウンターで発券をしてもらうオプションを購入しておいた。
空港に着き長蛇の列にびっくりした。
2つラインができていて、スタッフに言われた方のラインに並んでいると、優先ラインで20ソルを払わなくてはいけないとのことが途中でわかる。
そのため、もう一方のラインに並び始める。
ボゴタの空港

2時間前には来ていたはずだが、結局1時間半くらいかかって搭乗券を受け取り、搭乗時間になってしまっていた。
急いでセキュリティーチェックへ向かうが、ここでも長蛇の列が。。。
諦めようしていると、これは国際線用のラインで、国内線用は別のラインがあった。
そちらは比較的空いていて、ボーディングタイムは過ぎていたが、遅れていたおかげでどうにか搭乗するこができた。
国際線の場合は3時間前にはいた方が良いなと思った。

チケット自体は安くていいのだが、その他のサービスやオプション料金がかかるのが好ましくない。
できれば避けたいなと思ってしまったが、追加料金なしで機内に持ち込めるバックパック一つで旅をするという安さ優先の旅なのでしょうがないかと。。。

海抜3000メートルに作られた街クスコ

クスコの街は小さく、空港は街のど真ん中に作られたような感じで、衛星写真で見ると結構びっくりする。
そのため中心地に着くのも容易で、空港から市内へローカルバスを利用したら0.8ソルだった。(たったの25円)
タクシーでもよかったのだろうが、こういうのが楽しいと感じる人間なので。。。

バス停は空港から出てすぐのAvenida Velasco Asteteという通りに出て、少し西に行ったところにある。
バス停で待っていた人に市内に行きたいと聞いたら青いバスだと言われた。
結構分かり辛かったので、バスが来た時に合図をしてもらった。
ルートが全くわからないので、下車するところはGPSを使ってなんとなくセンターだなと思ったところで降りた。

クスコのバス

ペルーではどの街でもPlaza de Almasと呼ばれるメイン広場がある。
大抵その周りには教会や市庁舎などがあったりする。
そして観光の拠点になったり、ツアーの集合場所になったりする。
クスコ
クスコ

近くにあるサンフランシスコ広場の通りには学校があり、日中も日が暮れてからもたくさんの子供達がいた。
クスコ

街中にある地元の人も観光客も来る比較的大きなマーケットがSan Pedro Marketである。
クスコのマーケット
ここではお土産、食事、花、調味料、コーヒー、お茶、お菓子、果物、パンなどが購入可能で確か20時前には閉まっていた。
お土産屋に関しては数は多いが、どの店も置いてある商品が似ていて、定番のものはここで購入するのも悪くはないと思った。
交渉をする必要はあるが、値段も比較的安めだと感じた。
しかし、他とは違ったもの見つけるなら少し高くなるが路面店に行った方が良いと思う。
クスコのマーケット

そして特に面白いのが食事に関して。
明らかに2つのエリアがあって、一つはローカルしかいないエリアでもう一方は観光客しかいないエリア。
明らかに値段が違って、倍くらいかもう少し高いくらい。
クスコのマーケット

自分はもちろんローカルしか行かないところに行って食事をした。
英語は全く通じなく、身振り手振りで注文をして食してみた。
量もそこそこあって美味しくてしかも物凄く安いので満足だった。
スープ、メインのお皿には鶏肉、ご飯、ポテト、サラダそしてジュースで160円くらい。

ペルーの食事
ペルーの食事
ペルーの食事ペルーの食事

この街についてまずはじめに気づくのが、女性の伝統的な衣装。
ピンク、紫、緑のビビッドな色を基調とした服とそれと帽子。
同じような柄の生地を肩に包んで、大きな荷物や子供を背負っていたりと、他の国では中々みられない光景を目にする。

クスコ
クスコ
クスコ
クスコ
クスコ

男性はシャツを着ている人も多かった。
クスコ

特に、San Pedro Marketの南西には路上のマーケットが出ていて、そこでよく見かけることができる。
クスコ

路上では果物、野菜、花、飲み物などが売られていた。
クスコ
クスコ

少し街を外れるとローカルしかこないエリアになる。
クスコ
クスコ
クスコ

どこでも若者はスマホが必需品に。
クスコ

クスコ

制服を着ている子供達を多く見かけた。
クスコ

電化製品を売っていたマーケットもあった。
クスコのマーケット

クスコの街は3000メートルを超えたところに位置しており、ちょっとした坂道を登るのでも呼吸が少ししんどくなる。
クスコ

夕日を見るためにPukamuquの丘を登ってみたが、思った以上に大変だった。
クスコに到着した当日だったので体というか肺が慣れるのに時間がかかるようだ。
しかし、翌日には5000メートル級の山に行くことになるのだが。。。

クスコ
クスコ

この隣には遺跡もあるのだが入場料が必要なためやめることにした。
観光客を待っていたリャマの後ろ姿だけ撮影する。。。
クスコ

ちなみにリャマとアルパカは別の動物で、アルパカの方がもっとフッサフッサの毛に覆われている。
そのためアルパカの毛は衣料品に用いられ、リャマは物資の運搬などに利用される。

クスコ

丘の上にはキリスト像があり、そこから素晴らしいクスコの街一帯を見渡すことができる。
クスコ
クスコのキリスト像

頂上ということもあり、風が強く冷え込んできたため、サンセットを前に降りることにした。
少し降りたところにある別のビューポイントにてサンセットを見たがそれでも十分堪能できた。

クスコ
クスコ

宿泊はサンフランシスコ広場の近くにあるSelinaというホステルを選んだ。
後々わかったのが、このSelinaはイスラエル人が経営者で世界各国にホステルを運営しており、実は自分が住んでいるリスボンにもあった。
内装がすごく洗練されていて素晴らしく、Digital Nomad用の環境が整っている。
リスボンではコワークスペースがあったり、様々なワークショップが運営されていたりする。

クスコのホステル

ここのホステルの同じ部屋に泊まっていた人達と夕食を共にする。
ブラジル、チリ、英国人で、ブラジル人の一人は日系2世で日本人のような顔をしていたが、一切日本語は話せなかった。
チリ人のおすすめでこちらのビーガンレストランへ行くことになるが、今回の旅行で一番高い食事となった。
確か料理だけで20ユーロくらい。。。
レストランの雰囲気は素晴らしく、料理もとても美味しかった。

クスコのレストラン
ペルーの食事

クスコで売られているプリングルスの蓋が高地のため膨らんでしまって、キャップが取れているものが多かった。。。
クスコ

通りでは煙を立てて鶏肉と牛肉が焼かれていた。
地元の人たちも買っているようだったので買ってみたが、これがとても美味しかった。
ペルーの食事
ペルーの食事

夜の広場ではお土産を売りにくる女性や子供たちがいた。
値段を聞くとマーケットで売っているのとあまり値段が変わらないというか、少し高かった気がする。

クスコ

レインボーマウンテンよりレッドバレーが好み!

クスコからの日帰りツアーはたくさんあって、街中にツアー会社のオフィスで予約をすることができる。
どこの入り口にもツアーの写真が飾られているのですぐにわかる。
今回の滞在では3つのツアーに参加をしたが、その一つがレインボーマウンテンで、いくつかのツアー会社で内容と金額を確認した。
最終的には同じ場所に行くが、出発時間、食事の内容、金額が若干違ってたりするので比べて見るのも良いと思う。
ツアー内容にもよるが、申し込みは前日の19時くらいまでなら受け付けてもらえる。

どのツアーも朝、宿泊先までガイドが迎えに来てくれた。
しかし、朝4:45-5:00時にホテルでピックアップ予定とのことで待っていたが、5:15時を過ぎても来ない。。。
念のためツアー会社の番号へWhatsAppのメッセージを入れるが返答なし。。。
結局5:25時くらいにガイドが徒歩で現れ、歩いてバンが来る場所へ行くことに。

すでに多くの人がいて、2つに分かれて18人乗りくらいのバンに乗り込んだ。
このツアーは往復の車移動、朝食、昼食で70ソレスだった。
レインボーマウンテンの入場料(10ソル)は別途ガイドに払った。

まだ、外は暗くバンの中で寝ようとするが寒いのと揺れるのでなかなか寝にくい。
7:30時に朝食をとる場所へ。
周りは山に囲まれ、のどかな場所だった。
クスコからレインボーマウンテンへ
クスコからレインボーマウンテンへ

ここで一緒にバンに乗っていた人たちと顔を合わせて、隣にいたチリに住んでいるフランス人と話をした。
パン、ジャム、オムレツ、コーヒー、コカ茶などがあった。
手袋や帽子などの多少の防寒具も売っていた。

途中、いくつかの村を通ったが、昔から続く生活が見れるような感じで、民族衣裳を着た女性たちを多く見かけた。
ガイド曰く、民族衣装に関して他の場所は観光のために着ている人たちも多いが、このあたりはそうではないとのこと。
そして学校には制服を着た子供達が登校をしていて、こんな田舎で制服かと思った。

そのあとはさらに道が悪くなり、かなり揺れて寝ることができなかった。
日が昇って来たのでバンの中の気温も暖かくなって来たのは良かった。

クスコからレインボーマウンテンへ
クスコからレインボーマウンテンへ

9時前に登山口に着き、バンから降りてみんなで円を組んでガイドから説明を受けた。
すでにこの時点で頭痛を起こしている女性が一人いた。
高山病の症状が出てきたのだと思われた。
この時点で4300mくらいとのことだったと思う。
ここから最終目的地までは700メートル上昇しなくてはいけない。

歩き始める地点にはトイレや飲み物、軽食、フルーツ、コカの葉やキャンディーを売っている出店がある。
コカの葉は高山病によく聞くと言われており、葉を噛んでいる人もいた。

レインボーマウンテンへ
レインボーマウンテンへ
レインボーマウンテンへ

戻ってくる時間を決め、杖を受け取り歩き始める。
人によってペースが全然違うので、基本的には自由に歩いて行く感じだった。
8割くらいは平地もしくは緩やかな登りといった感じで良いペースで歩いて行ける。
レインボーマウンテンへ
レインボーマウンテンへ

料金を払えば馬に乗って行くことも可能だった。
レインボーマウンテンへ

周りにはさらに高い山々があり、9月の終わりでも雪が残っていた。
さすがにクスコよりもさらに2000メートルくらい高いところまで着たので、気温が冷たくそしてさらに酸素が薄いのを感じる。
レインボーマウンテンへ
レインボーマウンテンへv

1時間くらい歩くと、レインボーマウンテンに近づくと様々な色をした山肌が見え始める。

レインボーマウンテン
レインボーマウンテン

最後は急な登り坂が続いていて列をなすように歩いていた。
レインボーマウンテン
レインボーマウンテン

ビューポイントへの最後の登り坂にはかなりの人がいて、写真を撮るために順番待ちをしていた。
その坂道の手前にはパスポートにスタンプを押すこともできた。(写真の一番下にある机)
レインボーマウンテン

レインボーマウンテン
レインボーマウンテン

レインボーマウンテンは確かに様々な色が混じっていて見たこともない景色で感動的でもあった。
しかし、インターネットでみる写真はかなり加工されているものも多く、正直実際はこうなんだという感じもした。
でも、クスコに来たからには一度は行ってみることをお勧めしたい。

レインボーマウンテン
レインボーマウンテン

結局、すべての工程を一人で歩いていたが、朝食で話をしたフランス人とビューポイントで一緒になり、レッドバレーへ行こうという話になった。
事前に何も調べていなかったので、どんなもんだろうと思いながら行ってみた。
レッドバレーに行く途中には道を塞いでいるスタッフがいて、10ソルを払ってチケットをもらう。
歩いて15分くらいの近いところなので、せっかくなので行くことを強くお勧めする。
その際は、帰りの時間を計算してレインボーマウンテンではあまり時間をかけないほうが良いと思われる。

こちらは観光客がものすごく少なく、また景色も素晴らしかった。
レッドバレー
レッドバレー

レッドバレー
レッドバレー

個人的にはレインボーマウンテンよりもこちらの方が好みだった。
それは観光客が少ないのと、事前に写真を見ないで来たからかもしれない。
レッドバレー

ここの頂上で休憩をしていると、小さな竜巻が何度か発生していた。。。
レッドバレー

そこから登山口までゆっくり歩いて13時くらいに戻ってくるが、一緒に着た人達はあまりまだいなかった。
そのままバンに乗り朝食を食べたところに戻って、昼食をとってクスコまで戻った。
昼食はバッフェ形式で、スープ、サラダ、ご飯、おかず数品、スイーツと様々な種類があった。

次回の記事はマチュピチュへの一泊旅行とウマンタイ湖です!

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