前回記載したチケットの問題は一旦忘れて、今回はペルーの首都であるリマ滞在について記載します。
ペルー1ソル = 約33円
リマの空港からミラフローレスへ
リマにあるホルヘチャベス国際空港ではコロンビアのボゴタと同じくフリーWiFiの使用が可能。
WiFiのホットスポットに接続をするとミラフローレス行きのエアポートエクスプレスバスの広告が表示される。
このスクリーンショットを撮って、カウンターで見せると10%オフになる。
宿泊先を言うと、一番近いバス停の周辺地図とともに宿泊先を丁寧に教えてくれた。
しかし、1時間に1本しかないので要注意。
バス内ではWiFiも使用でき快適だったが、1時間くらいかかった気がする。
この新市街地のミラフローレスは宿泊施設も多く、多くの観光客または外国人が定住している。
10階建くらいもマンションもたくさんあり、街中にはおしゃれなカフェ、レストラン、テニスコート、ショッピングモールなどがあり、とても環境が整っていた。
泊まったホステルはミラフローレスのセントラルパークの真横にあってアクセスは良かった。
ルーフトップにはバーがあり毎日イベントが開催されて、様々な国から来た人たちと交流することができた。
夕食もそこで食べることができともて満足できるものだった。
街中ではチェスをしている人達も見られた。
ペルーで人生初のサーフィン
中心地から南西に15分ほど歩くと緑が多く、公園を抜けると海にたどり着く。
海ではサーフィンを教えている人たちがたくさんいて、なんとなく眺めていた。
すると男性が声をかけて来た。
どうやらトレイナーらしく断る気満々だったが、興味本位でなんとなく内容と値段を聞いてみた。
確か60か70ソルだった気がする。
今、コンタクトレンズをしているから無理だから、明日戻ってくるかもと。
その夜、ホステルで考えてみて、やってみるのも悪くないかなと思い、翌日海に戻り人生初のサーフィンをすることとなる。
プライベートコースで、トレイナーがウェットスーツとボードを貸してくれる。
その場で着替えて、準備運動とボード上での動きを何度も入念に行った。
「ナーバスか?」と聞かれ、自信もないのに「大丈夫」と答えてみた。
砂浜ではなく結構大きめの石がごろついているので、波があるので海に入るまでが結構大変だった。
帰りはもっと大変で、疲れて冷え切った体のため波に押されて石に頭をぶつける人もいるらしい。
ボードに横たわり、パドリングをしながら沖へと進む。
トレイナーに押してもらった部分が大きかったが。。。
水の上でさらに入念に動きの練習をするが、何度も水中へ落ちた。
はっきり行って立てる気配はなかった。
トレイナー曰く、自転車と一緒で動いていないより難しいとのこと。
今度は大陸側に頭を向け、波を待つ。
トレイナーの掛け声ととともパドリングをし始め、いざ立とうとすると、1秒くらいだがどうにか立てた。
これいけるかもっと思った。
それから何度も試してみると、できたりできなかったりだが、トレイナーがしっかりとどうしてダメなのか教えてくれた。
そうすると50%の確率で立って数十メートル進めるようになってきた。
こうなってくると本当に楽しくて、何度も試したくなってくる。
トレイナーがGoProを持っていたので、写真と動画を撮ってくれた。
すっごい楽しみにしていたが、後日メッセージのやり取りをすると中に入っていたSDカードが壊れていて撮影できていなかったとのこと。。。かなりのショック。
しかし、トレイナーの教えとアドバイスがとても素晴らしかったおかげて、満足できる体験となった。
値段交渉時に時間を長くしてくれと頼んだが、トレイナーに言われた通り、疲れと水の冷たさもあって1時間30分も水に触れていると体が震えてきた。
ポルトガルはサーフィンがかなり盛んな国だが、7年住んで一度もしたことがなかったのに、遥か遠くの南米の地で初めて行うこととなった。
これはポルトガルに帰っても絶対に続けたいなと思った。
リマの旧市街
ペルーとコロンビアのどこのホステルのスタッフもものすごく良い人たちでびっくりしたのを覚えている。
基本的には高評価のホステルにしか泊まらなかったというのも大きいかもしれないが。
ホステルでリマの旧市街に行きたいけど、どのように行ったら良いかを訪ねた。
直行のバスがあるが、IDチップの入ったプラスチックのカードを購入して、チャージをする必要があるとのこと。
するとそのスタッフがカードを彼の財布から取り出して渡してくれた。
中身は空だからチャージだけはしてねと。
なんて親切な人だろうと思った。
ローカルのバスは大きく分けて二通りあってバス専用レーンを走るものと他の自動車と同じ道路を通るものとがある。
前者のものはミラフローレスからリマの旧市街に行く際に利用したが、さすが連用レーンなだけあって乗ってしまえば早い。
しかし、そのため大変混んでいて乗るまでが大変で、自分は5台目くらいのバスでやっと乗ることができた。
そのため中は当然満員で日本のラッシュアワー時の満員電車を思い起こさせた。
スリだけには合わないようにと気にしていたが、人が多過ぎて誰も何も動かせないといった感じだった。
後者のバスは利用しなかったが、側面には停車するエリアが書かれていて親切だなと思った。
ミラフレーレスからだとCの路線でRicardo Palmaで乗ってJirón de la Uniónで下車すると歩いて10分以内でメインスクエアであるPlaza de Armasにたどり着ける。
平日と土曜は5:30-23:00で日曜のみ22:00まで運行。
Jirón de la Unión駅からPlaza de Armas行くメイン通りは車の通行はなく、様々なお店が並んでいた。
リマの旧市街の見どころがあるエリアは思ったよりも小さく半日もあれば見て回ることができた。
Plaza de Armasにはリマ大聖堂、大統領府、その近くにはサンフランシスコ修道院やいくつかミュージアムがある。
観光客はそれなりにいて、やはり一国の首都であることを思い出させる。
しかし、ミラフローレスに比べると西洋人の割合が一段と低くなり、国内の人々や南米の別の国から来ている人達が多いのかなと思った。
夜は綺麗にライトアップされ、大聖堂の前には何かのイベントがあったせいか、かなりの人が出て来ていた。
もしかしたら通常の礼拝だったのかもしれない。
この広場を過ぎてさらに北へ行くと、公園があり地元の人々が結構集まっていた。
出店があったり、みんなで一緒に踊っていたりしていた。
とてものんびりとした穏やかな日常といった感じだった。
ホステルの隣の公園でも踊っている人たちを見かけた。
公園に行く途中のJirón Ancash通りには結構な数のお土産屋が並んでいた。
東に進むと地元民が来るアーケード街がある。
ここでは衣服を中心とした様々な雑貨が売られていた。
橋を渡ってさらに北に進むと地元民の日常の姿を見ることができる。
カメラを向けていると、こちらに気付いて手を振ってくれたりもした。
旅をするとひたすら歩き回る。
時間があったらこの丘に登って旧市街を一望して見たかった。
一眼レフを片手に持って歩いていると、写真を撮ってくれと言われることも度々あった。
これはペルーでもコロンビアでも同じだった。
ヨーロッパではほぼこういったことは起こらない。
リマの旧市街にはチャイナタウンというか通りがあった。
たくさんの人々がいたが、面白いことに中国人の容姿をした人を一人も見なかった。
別の場所にある中華レストランに入ったが、従業員も含めて中国人がいない。
今まで多くの国を訪れたが、こういう場所は初めてだった。
しかし、日本人の2世や3世は暮らしている。
ローカルのレストランで頼もうとするが、言葉の問題でやり取りをしていると隣の女性が話しかけてきた。
この人は2世でなんと日本語が少し話せた。
ここでの暮らしは経済的に大変だということで、日本に親戚がいるので来年移ると行っていた。
ペルーの食事
ペルーのお気に入りのところは、何を食べても美味しいこと。
せっかく旅しているので、そしてまた物価が安いのでご馳走を食べたいというタイプの人間ではなく、ローカルの人たちが行くところで食べたいと思うタイプ。
そのため、ネットで人気のレストランを調べることもなく、毎回ひたすら歩き回る。
そして大体、あたりを引くことが多い気がする。
ペルーの定食屋には必ずメニューがあって、スープがあってメインディッシュを選び、飲み物は付いているといった感じ。
これが3ユーロしなくて、どれを食べてもとても美味しい。
お肉はどこもチキンがメインで、セビーチェや揚げた魚などもある。
リマの治安について
やはり初めての南米ということで行く前までは、身に付けるものに気をつけていた。
好きなジャケットは目立つから持って行くのよそう。
携帯は盗まれてもいいようにもう使っていない古いものを予備で持って行こう。
盗まれてもいいように、予備の財布を仕込んでおこう。
こんな感じで用意はしていったものの全くもって安全で問題がなかった。
下手をするとリスボンの方がスリは多いのではと思ってしまったくらいである。
夜の治安についても新市街では特に危険なことはなかった。
ミラフローレスから南へ30分くらい歩くと高級アパートが立ち並ぶエリアにたどり着く。
そこからさらに30分くらい歩くとParque Municipal de Barrancoにたどり着く。
このあたりにはバーがたくさんあって、壁に様々なアートが描かれていた。
感覚的にとても安全に思えたので、ミラフローレスを22時くらいに出発して深夜0時過ぎに帰ってくるまで2時間ほど歩いてみた。
途中携帯で写真を撮りながらだったが、全くもって危険を感じなかなった。
ヨーロッパなどだと、飲んで通りで大声を上げている人などがいるがそういったこともなく、どの通りも落ち着いた良い雰囲気を感じた。
行ったことはないがブラジルのサンパウロやリオデジャネイロではこうは絶対に行かないことは考えられる。
しかし、ペルーの新市街地区ということもあったせいかとても安全で、南米とひとくくりにしてもいけないなと改めて思った。
次回は、クスコです。
マチュピチュやレインボーマウンテンにも行きました!