2019/11/05   
Category: 旅行

リスボンからセビリアへの旅2

セビリア

今回の旅を整理すると以下のようになります。
ポルトガルとスペインでは1時間の時差があります。

日数 移動 観光
1日目 22:15リスボン出発 バス泊
2日目 5:45にセビリア到着 セビリア
3日目 移動なし セビリア
4日目 コルドバ日帰り コルドバ、夜セビリア
5日目 16:30セビリア出発 – 23:00リスボン到着 午前セビリア

4日目: コルドバ日帰り

この日はセビリアからコルドバへ日帰り旅。
9時出発と比較的早めのバスだったため、前日にバスのチケットを購入済み。

セビリアのバスターミナル

セビリアのバスターミナル

コルドバに11時頃に着くがすでに暑い。
バスターミナルはかなり小さい。

コルドバのバスターミナル

バスターミナルの近くに電車の駅を通り過ぎるが、バスターミナルに比べて明らかに新しく大きい。

コルドバの駅

コルドバの駅

そしてプラットホームに行くのにセキュリティーチェックがあるのを見てかなりの警戒態勢だなと思った。

コルドバの駅

少し歩いてインフォメーションセンターでマップをもらい観光エリアを教えてもらう。
このインフォメーションセンターもシエスタで閉まるので訪問時間に注意。

日向には観光客以外いない。

通りには2ユーロの生ハムが絶品で歩き食べにちょうど良い。
入れ物の底にはクラッカーが入ってた。。。
午後、帰りにこの通りを歩いたが閉まっていた。
多分シエスタの時間だったからと思われる。

生ハム

まずは一番の目的であるメスキートへ。

コルドバ

ここには元々巨大なモスクがあり、13世紀にスペインがこの地を奪回した時に内部を教会に回収をしたもの。
アラビックのデザインはかなりのインスピレーションを与えたようで、全て壊して立て直すことはせず、中心部は教会そのものだが、他の部分はそのまま残されているようだった。
そのためか中心部は天井が高いがその他は低く薄暗くあまり光が入って来ない作りになっている。

このバランスは不思議でイスタンブールで見た教会をモスクへと改修したアヤソフィアともまた違う。

メスキート

メスキート

メスキート

メスキート

メスキート

お米を食べる文化はアラブから伝わったもので、もしアラブに占領をされていなかったらパエリアはこの地に生まれなかったかもしれないと先日のガイドが言っていた。

中にはトイレと冷水が飲めるのでペットボトルに給水するのをお忘れなく。

翌日に行ったセビリアのアルカサルではアラビックデザインを見ることができるが、これはスペイン人が新たに構築した際に、再現をしたものなのでオリジナルではないとのこと。

メスキートの外観。
メスキート

コルドバにあるアルカサルはスキップした。
それはセビリアのアルカサルの方が規模も大きく素晴らしいとのことだったので。
因みにグラナダにあるアルハンブラ宮殿は一番美しいようだが、セビリアのアルカサルはそれに似せて作られたので、それを見るだけでも十分だと言う意見も聞かれる。
そう聞くとわざわざグラナダまで行かなくても良いかなと思ってしまう。
でもこのメスキートは個人的にはかなり気に入った。

細道を歩き街を散策。

コルドバ

コルドバ

コルドバ

お土産屋は密集していてセビリアよりも多く感じた。

コルドバ

シナゴーグに行き忘れたのが心残り。
セビリアに戻ってサンセットを見たかったので、16過ぎのバスで戻る。

コルドバのバスターミナル

セビリアに帰ってくるも、18時を過ぎても44度ととにかく暑い。

セビリア

セビリアは、スペインが各国を統治した際に、南米から来た物資の取引が行われていた場所。
ハバナとセビリアが船で結ばれていて、ヨーロッパに入って来た全てのものが経由されていたとのこと。
タバコ、とうもろこし、トマト、カカオなど。
そのため財力がとてもあったようで、素晴らしい建築がたくさんあって街歩きがとても楽しめる。

セビリア

セビリアにはあまり高い建物や丘がなく、検索したがサンセットが綺麗に見えるところがあまりない感じがした。
百貨店のEl corte ingresのテラスからの景色は微妙。

el corte ingres

サンセットを見るためにきのこの展望台(メトロポール・パラソル)へ。
サンセットより少し早めに行ったので10分くらい並んで登ることができた。

メトロポール・パラソル

そのまま1時間くらい上階で過ごし、サンセットの前後の両方を堪能できた。
とても綺麗でお気に入りの場所となった。
きっとサンセット以外の時間に来ていたら、特に印象に残らなかったかもしれない。

セビリア

セビリア

セビリア

近くで夕食をとり、ホステルへ戻る。
夜はパブクロールがあったので参加してみる。
10ユーロを払いガイドがいくつかのバーなどに連れて行ってくれるシステムで、今回はホステル、バー、ナイトクラブで1杯づつショットが込みで、その他のドリンクは自腹だった。

参加者は10人くらいで、まずはホステルでショットを飲み、23:30頃出発してバーへ。
ここが初日の朝6時に歩いた川沿いにあるバーだった。
人も多く水タバコを吸っている人たちもいた。
皆、音楽に合わせて踊っていた。
なぜか一緒に参加した人にビールを奢ってもらう。
そこで30分から45分ほど滞在し、次のナイトクラブへ移動。

デリシアス庭園内にある野外のバー/ナイトクラブでLibanoだと思われる。
ガイドがエントランスでスタッフと話をしている間、少し待たされたが無事に中に入ることができた。
中は結構広い敷地で音楽が大音量で流れていた。

そこに来ていた地元のスペイン人と話し始め、特にサッカーの話で盛り上がった。
セビリアにはセビージャとベティスと有名な2チームがあり、やはりかなりのライバル関係にあるようだった。
自分が話したグループはベティスファンで話が弾んで、乾の話も出てきた。
自分がホアキン・サンチェスが好きだというと大盛り上がり。
その中の一人がレストランかバーのようなところで、ホアキンと一緒に撮った写真を自慢そうに見せてくれた。
サッカー一つでグッと距離が近づくのは面白いところ。
世界各国で行われているスポーツで、時々サッカー好きで本当に良かったと思ったりする。
しかし、地元の人たちはあまり英語が話せないので、会話がしんどくなってくるのも事実だった。
そして翌日が最終日で、アルカサルへ行きたかったので3:30頃、その場を去る。

帰り道には清掃をしてしている人のみ。
さすがにメイン通りでも人はいなかった。
4時くらいにホステルに戻って就寝。

セビリア

5日目: セビリアからリスボンへ

11時がチェックアウトだったので頑張って起きて、荷物をホステルに預かってもらいアルカサルへ。

アルカサル

思ったよりも待たずに中へ入ることができた。
内部の装飾が想像以上に素晴らしく、これらが全て再構築されたものだとは言えとても感動した。

アルカサル

アルカサル

庭園も素晴らしかった。
しかし、暑過ぎて歩き回る気になれなかったのも正直な感想。

アルカサル

アルカサル

バスでリスボンまでの帰路。
行きとは違い、日中だからなのかポルトガルに入ってからやたらと停車した。
そのため時間が行きに比べてかなり時間がかかった。
しかし、15ユーロだったことを考えるとしょうがないかとも思うしかなかった。
8月の日中だったので冷房が効いているはずのバスでも中は暑くなっていた。

セビリアは街が綺麗で歴史的な建造物も多く、とにかく安全、そして何を食べても美味しかったです。
少ない時間と英語を話せる人が少ない印象で、あまり地元の人たちと交流することができなかったのが残念でしたが、とても満足できる旅となりました。
そしてコルドバのメスキートもとても印象に残る建物でした。

いつか、また戻って来たいなと思います。

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