2018/09/10
Category: ポルトガル移住
今年ポルトガルの永住権を取得することができました。
主に以下の条件を満たす必要があります。
- 少なくとも5年間滞在ビザを所持し満了すること
- 1年以上の刑罰のある罪を犯していないこと
- 生活ができるだけの収入があること
- 住むところがあること
この永住権の良いところは、例え職を失ってもこの権利は剥奪されないということです。
良くない点は、2年以上続けて別の国に住んでいるとこの権利が剥奪されてしまうということです。
そしてこの永住権はポルトガル国内でのみ有効で、この永住権を持って他のヨーロッパの国々に住んで働けるかというとそういうことではないです。
6年以上滞在するとポルトガルの市民権を取得する権利を有しますが、日本政府が重国籍を認めていないため、ポルトガルの国籍を取得すると日本の国籍を破棄しなくてはいけません。
これが本当に厄介で、二重国籍が認められればポルトガルの国籍を取得してヨーロッパの国々に住んで働くことがとても容易になるのになと思ってしまいます。
こういうことを考えると日本人にとって、外国で生活を続けていくことの閾値がいかに高いものなのかと思ってしまいます。
今どこかの国に移住したとしても2年経つ前に移住先の国で、永住権のないまま継続してその国に住むか、ポルトガルの永住権を剥奪されないためにポルトガルに戻ってくるかを決めくてはいけません。
永住権と言っても、一度取得してもその国に住み続けなければいけないという条件付きということを理解しておく必要があります。
移住する上でこの辺りも考慮することをおすすめします。
いかにEU国の国籍を持っている人にアドバンテージがあるのかと考えさせられます。
EU国内での滞在・就労ビザを持っているので、日本国籍保持者と比べるとEU各国での移住する閾値がとても低いです。
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