2018/07/14   
Category: 旅行

ギリシャの旅-アテネ編

ギリシャに滞在できる日数がかなり短くなってしまったので、アテネ2泊とミコノス島1泊のみです。
それとは別に乗り継ぎなどのスケジュールでアテネの空港で夜を明かしました。

ギリシャのアテネ市内

空港とアテネ市街の移動

空港からアテネ市街地までは、バスで60分6ユーロ、もしくは地下鉄で40分10ユーロです。
バスは24時間運行していて深夜12時から4時の間でも1時間に2〜3本あります。
地下鉄は23:00くらいから5:30まで運行していません。

バスの時刻表
アテネのバスの時刻表

因みに自分はバスしか利用しませんでした。
バスのチケットはバスの中では買えませんので、バス停の近くにある窓口で購入する必要があります。
空港では建物を出てバスが発着している通りにあります。
そしてそのチケットをバス内で有効にしないといけません。
入り口近くにマシンがあるのでチケットを近づけると音がなってアクティベートされます。

バスはいくつか路線がありますが、X95でシンタグマ(Syntagma)広場まで行きました。
ギリシャのアテネ市内

そして気をつけなくてはいけないことは、ストライキを起こすことがあり運行しなくなることがあります。
自分もこのストライキの影響を受けました。
念のため、宿泊しているホテルやホステルにストライキがあるかどうかと、どの時間帯に運行が停止するのかを聞いておいた方が良いです。

シンタグマ広場から空港へ行くにはここにある窓口でチケットを購入します。
24時間営業していると言っていました。
バスはすぐ目の前から出発します。

アテネはとにかく歩くのが一番

最近の旅では、街を一日中とにかく歩くという感じで、美術館とか博物館などにはほぼ入っていません。
アテネも小さくはないのですが、結局市内では一度も交通機関を利用しませんでした。
歩くと街のサイズやエリアが本当によく分かり、偶然発見できる場所や光景に遭遇できます。
基本的に、人々がどのように過ごしているかを見て回り、習慣や考え方などを理解しようとするのが好きです。
もちろん写真を撮るためにはでもあります。

アテネの街のいたるところに遺跡がありましたが、大体入場料が必要でした。
外から眺めることはできたので、自分はそれで満足でした。
ギリシャのアテネ市内

やはり一番の観光スポットはアクロポリスの丘ということで行ってきました。
何も調べていなかったので20ユーロという金額に高くてびっくりしてしまいましたが入ることにしました。
これがあの有名なパルテノン神殿かということを実感しながら見学をしました。
昔からある部分と新たに作られた部分とで色が違っているので、どこが修復されたかが分かりやすいです。
欠けている部分を調査し、石からくり抜き、当て込むということをやっているようです。
しかし、修復工事に既に35年以上かかっているとの説明が書かれていて、幾ら何でも時間がかかりすぎだと思いました。
でも現場を見るとまだまだ時間はかかりそうだなと思ってしまいました。
残念ながら劇場へは入ることができませんでした。
ステージの用意をしていたためかと思われます。

モナスティラキ広場(Monastiraki)は人が集まるところです。
地下鉄の駅があるからというのもありますが、その辺りの通りにはレストランやお土産物や靴屋などがたくさんあり、観光客を多く見かけました。
そして、地元の人たちにとっても待ち合わせ場所になっているようで、人の行き来が見れて好きな場所でした。
露店で売っていた果物がチェリーがとても美味しかったです。

ギリシャのアテネ市内

アクロポリスの丘の隣にあるアレオパゴスの丘(Areopagus Hill)からはアクロポリスの丘とリカヴィトスの山と両方を一緒に見ることができてともて眺めが良いです。
風が強かったり、岩場が滑りやすかったりするので気をつけてください。

どのガイドブックにも載っていますが、プラカ地区は歩いていて楽しいです。
センターエリアからアクロポリスの丘に行く途中で坂道が多いです。
路地を歩くと小さなレストランが多くあり、写真を撮るのも楽しいエリアでした。

そして荒廃した建物があり興味深く見ることができました。
たまたまあるバンドの人たちがミュージックビデオの撮影をしていました。
話を聞くと全然有名ではないとのことですが、地元の人たちと話ができて面白かったです。
オリンピックですべてのお金が使われてしまってそれから経済が大変になったとか、そのため多くの人たちは国を離れてしまったと言っていました。

リカヴィトスからのサンセットは素晴らしい眺めが良いです。
一度、昼間に登ったのですが、きっとサンセットは素晴らしいと一日に2度も登ってしまいました。

アテネの印象

何も期待をしないで来たアテネでしたが、思ったよりも楽しめました。
経済危機の話しか頭になかったので、もっとやばい状況なのかと思っていました。
しかし、観光産業が基盤の財源になっているはずなのですが、もっとできるはずなのかなと思ってしましました。
世界的に有名な遺跡があるのでなんかそれにあぐらをかいているというか、それ以上なにか人を惹きつけるような物事がない気がしました。
多分、昔から変わっていないのだと思います。

外食は結構高かったので、スブラキ(ケバブのようなもの)で済ませることが多かったです。
缶のビールが1.7ユーロでちょっと高いかなと思いました。

リュックを肩から前にかけている女性をたまに見かけました。
スリが多いのかなということがうかがえました。
イタリア、スペインでは特に多いと聞きますし、ポルトガルではそういう現場に何度も出くわしています。
南欧ではやはり警戒はしていた方がいいかもしれません。

赤信号や信号のないところを渡る人たちが今まで見てきたどの国よりも多いなと感じました。

オモニア駅の近くには昼間から路上で寝ている人たちを見かけました。
ネットなどでも書かれていましたが、この辺りはどうやらドラッグ絡みの問題が多くあったようです。
昼間しか行っていませんが、人通りも多く全く問題がないように見えました。
そこから更に北へ少し行くと男性達が路上で溜まっていて手渡しで何かを交換をしているのが見えました。
近づいてみるとどうやらカプセルに入った薬のようなものでした。
多分ドラッグではないとは思いますが、なんか異様な雰囲気でした。

そしてその周りには地べたに寝ている人たちも見ました。
あまり夜は近づかない方が良いかもしれません。

しかしながら、センターエリアは夜でも治安が悪いと感じたことはありませんでした。
朝の3時代に空港へのバスに乗るためにホステルからシンタグマ広場へ15分くらい歩きましたが、全く問題はありませんでした。

キプロスでもそうでしたが、場所によってはトイレの便器でトイレットペーパーでも流してはダメなところがありました。
これは配管がとても小さくすぐに詰まってしまうようです。

国会議事堂前には2人の警備が夜でも立っていました。
ギリシャのアテネ市内

アクロポリスの丘は綺麗にライトアップされていました。

食べ物はスブラキ・ピタというケバブのようなものが安くてよく食べていました。
ギリシャの食事

ちなみに今回の旅もかなりの欲張った強行スケジュールだったため、2回空港で夜を明かすこととなりました。
アテネの空港は24時間空いています。
ミコノス島からのフライトが20時過ぎにアテネ空港に到着し、リスボンへのフライトが翌朝6時だったのでそのまま空港で夜を過ごしました。
1時間掛けてアテネ市内に行って朝の3時過ぎのバスに乗ることを考えると、実質五時間半くらいしか市内にいれないのでわざわざ寝るために往復の交通費と宿代払うのも勿体無いなと思いました。
念のため窓口で登場ゲートに何時に入れるか聞いたら0時を過ぎたらOKということでした。
0時を待ってパスポートチェックへ行くと並んでいる人も全くいませんでした。
係の人からは何時のフライトか?と聞かれ「6時」と答えると、「寝るんだね」みたいなジェスチャーをされました。
登場ゲートのあるエリアには大きなソファーがたくさんありました。
最終便が1時過ぎに飛び立ちそこには誰もいなくなりました。

アテネ空港

この広い空間が完全に貸切で、そして柔らかいソファーで横になって寝ることができました。
ホステルのドミトリーは宿泊者の当たり外れのあるので、ひょっとしたらこちらの方が良かった可能性があります。
ただ24時間ライトが点灯しているので自分は帽子を顔に被せていましたが、かなり快適だったと言えると思います。

次は今回の旅の終着地のミコノス島です。
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