2018/04/25
Category: リスボン日常
4月25日はポルトガルにとってとても重要な日です。
44年前のこの日に40年以上続いていた独裁体制を終わらせました。
カーネーション革命という名を学校で習ったのを覚えている人も多いと思います。
自由の日として祭日になっています。
そして毎年この日には様々なイベントがあるのですが、その一つにリスボンのAvenida da Liberdade(アブニーダ・ダ・リベルダード)という通りでパレードを行います。
”自由通り“とでも訳すのでしょうか。
通りでは人々が革命のシンボルであったカーネーションを手にとって歩きます。
売っている人達もいますが、自分は配っている人達からもらうことが多いです。
写真は昨年のもの
様々な団体が参加しており、それぞれの主張をプラカードに示しています。
政治、移民、教育の問題、動物愛護、LGBTの権利など多岐に渡ります。
音楽を演奏しながら参加をする人たちもいて、デモのようなシリアスなものではなく平和的な雰囲気があります。
Institute for Economy and Peaceがランキンをしている世界平和指数で2017年にポルトガルは3位に選ばれています。
評価されているポイントは財政危機問題が回復しつつあり、それに伴って殺人率と政治不安定性の改善が行われていることです。
また、予算の制約によって外国での軍事作戦や軍隊の規模が縮小されたことも挙げられています。
これによって世界で最も少ない軍事支配を行なっている国の一つになっているとのことです。
少なからずこのような毎年のパレードの積み重ねがこのような結果につながっているのかもしれません。
平和が続きますように。
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