リスボンのアパートでの生活について考えてみたいと思います。
自分は今シェアフラット（共同アパート）に住んでいます。
これは一部屋を借りキッチン、バスルームが共用で、リビングルームはあったりなかったりします。
今住んでいるところは2つ目でそれ以前はアパートを借りていました。
レンタル費は電気、ガス、水道料金そしてベッド、テーブル、椅子、クローゼット込みで260ユーロです。
因に以前住んでいたところは250ユーロでした。
5人のフラットメイトがいて今は皆ポルトガル人です。
一部屋はプライベートバスルームが付いているので自分は5人でバスルームを共用していることになります。
因にこちらでは一部の女性専用フラットを除いて男女混合で住むことが多いです。

違う文化背景の人達と住むと面白いことと大変なことがあります。
実際には大変なことの方がもの凄く多いです。
これはフラットメイトによって変わることが多いので幸か不幸かということになりますが、自分が住んでみて思ったことをあげてみたいと思います。
これは部屋借りを決める際のポイントにもなるので参考になるかと思います。
住む前から分かることと住んでからでないと分からないことがあるのですが、下見をしたときにできるだけ情報を集められるといいかと思います。

「アパートのオーナーが同居」
する　or しない

「密閉性」
これは外の騒音と冬の室内の寒さに関連します。
ポルトガルのアパートは大抵二重窓になっていないのでメインストリートに面していると車の音などが聞こえます。
しかし、借りようとする部屋が反対側に面していると全く気にならなかったりするので、建物の入り口がメインストリートに面しているかではなく部屋が面しているかで判断をした方が良いと思います。
そしてほとんどのフラットはセントラルヒーティングシステムがないので暖房がないと冬はかなり寒いです。
外の音が聞こえるということは密閉性が良くないので冬は寒いと想像できます。

「家具」
ベッド、テーブル、椅子、クローゼットは揃っているか、そしてそれらは使い勝手そして快適か。
椅子は結構重要でリビングルームで過ごさず部屋で過ごすことが多くなると必然的に椅子に座っていることが多くなると思います。

「壁の厚み」
基本的に天井や壁が薄いので近隣に住んでいる人の音が気になったりします。
ポルトガルでは隣の建物が完全にくっついていたりします。
そうすると別の建物なのに壁と通して音が聞こえます。
そして上階に住む人の歩き回る音が聞こえたりします。
ポルトガルでは室内で靴を履くことが普通でハイヒールなどでフローリングを歩かれる夜は寝れなかったりします。

以下はフラットメイト同士で決めることが多いのでオーナーが認知していることは少ないかもしれません。
「共用するものしないもの」
-トイレットペーパー
-食器用の洗剤
-ゴミ袋
-クリーニングプロダクト

掃除のルールに関しても分かることならば聞いておいた方が良いでしょう。

次に自分がリスボンのアパートに実際に住んでフラットメイトの振る舞いで困ったことを以下にあげます。
-夜中に洗濯機を使用し始める
-電話の声がかなり大きい
-テレビの音量が大きい
-食器や調理器具を洗わずに数日間流しに放っておく（蟻が寄ってくる）
-乾いた食器を棚に戻さずに濡れた食器を上に積んでいく
-共用のゴミ箱に溜まったゴミを捨てに行かない
-個人のオリーブオイル、洗剤、トイレットペーパーなど共用スペースに置いておくと勝手に使用される
-友人を頻繁に連れて来てパーティーをする
-断りをいれずに友人を泊まらせる（朝起きて知らない人がフラットにいるとビックリする）
-夜中1時以降にシャワーを浴びる
-共用スペースをきれいに保たない
-共用スペースでフラットメイトの友人が寝ている
-部屋を間違えてドアを開けられる（一度ならいいが同じ人に数回やられた）
-裸同然の格好で歩き回る

その他にも聞いた話によると様々なことがあります。
-保存しておいた食材を誰かが食べる
-恋人を連れてきて大きな声をあげて性行為をする
-酔ってリビングルームの床にワインが散乱しそのまま
-オーナーが勝手に部屋に入ってくる

フラットメイトは選べないのでできれば決断をする前に数人と会って話が出来ると良いです。
アパートの問題点、ルールそしてオーナーの人柄などを聞いてみることをお勧めします。

いろいろと問題点が出てくるフラットシェアですが最後に良かった点をあげたいと思います。
-コストが低く済む
-家に帰ったときに誰かがいる
-一緒に夕食を作って食べたりすることができる
-風邪を引いたときなど助け合える
-語学の勉強になる
-文化／伝統／習慣などの交換ができる

以上参考になればと思います。
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