19日間の南米の旅も今回が最終回です。
コロンビアの首都ボゴタは、今回の旅で一番活気のある街でした。
コロンビアのボゴタへ
まずはメデジンのホセマリアコルドバ空港からボゴタのエルドラド空港へ。
サンディエゴのバス乗り場からエアポートバスに乗車する。
バスを待っているとタクシーの運転手が声をかけてくるが断る。
行きとは違いモダンなタイプのバスだった。
座席の後ろ側には禁煙と禁ドラッグの印が印象的だった。
乗車時にドライバーにお金を払った。
メデジンの空港ではフリーWiFiが時間制限がなく使用できたのでよかった。
ボゴタでは1時間のみだった。
チケットはまた直前で購入したので41USドルだった。
旅の最後の方は、チケットの値段が少し高くてもViva AirではなくLATAN航空を利用するようになっていた。
それはViva Airはボーディングパスを印刷しなくてはいけないからだった。
オプション料金(4~5ドル)を払えばカウンターにて発券をしてくれるが、列に並ばないといけないので早く空港に行く必要が出てくる。
ホステルで印刷をしてもらえばすむ話だが、なんか一手間かかるので面倒になってしまった。
その点LATANの場合は、オンラインチェックインをした際に表示されるQRコードとフライト情報のスクリーンショットを撮っておくだけで良い。
飛行機は予定通り14時前にボゴタに到着する。
飛行機を降りて出口へ向かって歩いていると、男性に声を掛けられた。
この男性がメデジンのコムナ13でウォーキングツアー開始前にカフェで話をした人だった!(前回の記事)
同じ飛行機に乗っていたというなんという偶然。
旅をしていると時々こうしたことは起こるものである。
この男性はフランスから来た旅行者で、コロンビアを周遊していて、夜のフライトでスペイン経由でフランスに帰るとのこと。
しかし、サンタマルタで知り合ったコロンビア人の女性がボゴタに住んでいて、空港まで車で迎えに来てくれ市内を散策するとのこと。
一緒にどうかと誘ってくれたので、女性の了解も得て一緒に行かせてもらうことに。
車には別のコロンビア女性が乗っていて、その人は英語が話せたので助かった。
車で市内まで行き、美味しいと評判のチキンスープを食した。
量が多く自分以外は皆残していたが美味しかった。
ただ、観光客向けのお店のようで値段は少々高かった。
カンデラリアを散策して、カフェでお茶をしながら、コロンビアの音楽など色々な話をして楽しい時間を過ごした。
その後、彼を空港に送らなければいけないのでお別れをした。
旧市街地の通りは直線上に伸び常に綺麗に保たれていた。
ボゴタは都会で多くの高層ビルが見られた。
天候が変わりやすく晴れていたと思ったら、いきなき雨が降るということが何度もあった。
ランドセルを背負っている人を発見。
ホステルまでは歩いて行けチェックイン後に、近くを散策してみた。
どうやらこの日は学生によるデモがあったらしく、結構な数の若者と警察官が通りには残っていた。
特に何も衝突はなかったらしいが、機動隊と通りに落ちた投じられた石の数を見ると異様な光景だった。
ホステルのスタッフが皆親切で、スタッフの一人はベネズエラ人だった。
やはりベネズエラの状況がものすごく悪く移住をして来たとのこと。
Jazzミュージシャンで日本のアーティストにも詳しかった。
とても親切で真面目な人で、質問をした観光に関する情報を丁寧に紙に書いて渡してくれた。
また、スリや強盗にはすごく多いので注意をされた。
ここ2年で3回携帯を盗まれたとのこと。
コロンビアには「Don’t give papaya」という語があって、要は路上で価値のあるのものを見せるなということ。
わざわざ相手にアドバンテージを取らせるようなことはするなという教えである。
ボゴタの街にはホームレスやパンクスタイルの人達を少なからず見かけたが、特に治安が悪いとは感じられなかった。
ボゴタ観光
ボリバル広場には、大聖堂や国会議事堂などがあり観光客が一度は来る有名な場所。
特に午後はいつも多くの人がいた。
また、結婚のセレモニーも行われていたようだった。
ボリバル広場からCalle11へ歩いて行くと路上にマーケットが出ている。
こちらは観光客向けでアクセサリーなどが売られていた。
また、ボリバル広場からゴールドミュージアムへと伸びるCarrera7は歩行者専用道路になっていて、出店などもあり多くの人が行き交っていた。
モンセラーテの丘
その後、ボゴタで一番有名な観光場所であるかもしれないモンセラーテの丘に登る。
ケーブルカーを利用することもできるが有料なのでやめた。
ボゴタの街はすでに標高2500メートルくらいにあるので、思った以上に歩いて登るのはかなり大変だった。
歩いて登っている人たちも多いが、やはり途中で休憩しながらだった。
マチュピチュと同じくらいの標高でその時も歩いて登ったが、荷物の量が少なかったにもかかわらずこちらの方が距離が長く大変だったように感じた。
登りきるとボゴタの街が見渡せるとても素晴らしい景色が広がっていた。
このためだったら少し大変な思いをしてでも来る価値はあるなと本当に思えた。
ボゴタが都会で高層ビルもたくさんあることがわかる。
頂上には教会とお土産やレストランなどがある商店街があった。
教会の入り口付近で休んでいると、5人組に写真を撮ってくださいと声を掛けられたので応対をする。
何やらスピードリーディングの合宿イベントに参加をしている人たちで、毎回開催される国が変わるとのこと。
そして彼らは南米と中南米の別々の国から来ていた。
一人はスペインのマラガに住んでいるので、ポルトガルのリスボンから近いので会えたらいいねと連絡先を交換した。
最近はいかにコンパクトな荷物でいけるかを実践していて、機内持ち込み用のバックパック一つで旅をしている。
今回の旅は19日間で、30度を超える日も、夜は10度以下になる日もあった。。。
その中には一眼レフカメラと最低二つの単焦点レンズも入っている。
そのためお土産を買うことが少ないのだが、最終目的地であったためここではお土産をいくつか購入した。
コロンビアではカルタヘナでもメデジンでもボゴタの中心部でもあまりお土産屋を見かけなかったが、ここは充実していたように思われる。
コーヒー豆をチョコレートでコーティングしたお菓子とティーバッグのコカ茶などを購入。
値段交渉をすると大体まけてくれるので試してみることをお勧めする。
レストラン街を抜けると自然が広がっていた。
ボゴタの日曜日はフリー(flea/free)
日曜日にはカンデラリア地区では3箇所でフリーマーケットが開催される。
1つ目は、Aparcar Ltda Eje Ambientalという駐車場で開かれるもので、普通の中古品ばかり売られていてあまり興味を抱くものはなかった。
2つ目は、Carrera7の近くのCalle18通りにある駐車場で開かれていたが、中古品のみでもっと混沌としていたので、覗く必要はないかもと思った。
3つ目は、サンフランシスコ教会から黄金博物館へと伸びるCarrera7で、新品の商品や食べ物などが売られ、ここは一度見て見るのも面白いと思う。
そして毎週日曜日は黄金博物館の入場が無料となる。
無料ならば見る価値はあると思うが、正直時間に余裕がなければスキップしても良いかなと思う。
また、Cicloviaと言われ、一部車道で車が通行止めとなり、自転車のために解放されていて、家族連れや多くの人々が自転車に乗っていた。
サンタイネスのマーケット
朝、ボリバル広場に行ってみたがは、まだ全然人がいなかったため、そのまま西へ進んで行く。
すると大通りを渡ると、通りにマーケットが開かれていて、たくさんの商品が売られていた。
あとで調べるとSanta Ines地区というところだった。
通りは人で溢れており、服、靴などを中心に様々の商品が広げられていた。
地元向けの商品で観光客は一切見なかった。
食事ができるところもあり、道端では朝食が書かれたメニューを持って客引きが声を出していた。
少し歩いてみて安全に感じたので、一眼レフを手で持ちながら撮影を始めると。
時々、写真を撮ってくれと声を掛けられた。
声をかけると笑顔を返してくれてこちらも気分が良かった。
今回の旅で一番活気があって個人的にはとても楽しめた。
しかし、どうやら夜は治安が少し悪くなるようなことも聞いた。
その先には広場があり、数多くの店が出ていた。
鏡を売っている人。
携帯をお腹とズボンの間に挟んでいる女性達を多く見かけた。
思いっきり見えているのでスリに合わないのかなと思われるが、恐らく気付きやすいのでバッグの中に入れておくよりも安全なのかもと思った。
マーケットが開催されていたせいか、特にこの地区には警察官が多かったように思われた。
時間が経つと路上で商品を売っていた人たちは去り、ゴミが散乱していた。
この路上マーケットはもしかすると土日のみ開催されている可能性もある。
そして、土曜日の朝が一番人が多く、日曜日は教会へ行くためか人が少なかった。
ボゴタの北地区
ボゴタの北部には、高級ホテルや外国人が多く住んでいるエリアがあって興味本位でバスで一度行ってみた。
まずTargeta verdeと呼ばれるICチッップの入ったグリーンカードを5000ペソで購入し、そこにお金をチャージをして使用するシステムになっている。
一回の乗車運賃は2400ペソで、バス停にはカウンターがありスタッフから購入することが可能だった。
ホステルのスタッフいわく、数回しか乗らないのならグリーンカードを買うのが勿体無いので、乗車をする人に2400ペソ(もしくは少額の手数料を上乗せ)を払って、改札を通過させてもらうのも一つの手だと言っていた。
旧市街地からはバスで行けるが、乗り換えが必要となる。
Las Aguasまで歩いて行きそこから乗った。
バスは専用のバスレーンを走りとてもオーガナイズされている。
マップ上ではアルファベットで路線が記載されているが実際に乗るバスは番号で記載されていた。
メモを取るのを忘れてしまったが、6番そして8番の順番に乗った気がする。
6番はCalle76からPoloの方に行ってしまう。
結構驚いたのが、バスに乗るとお金を恵むために乗ってくる人がいたことだった。
スペイン語なので憶測になってしまう部分が多いが、挨拶から始めて、自分がなぜ困難な状況なのかを訴えていた。
小さな子供を抱えている人たちも多く、若くして子供を持つ人が沢山いるなという印象が強かった。
それを皆一応聞いているらしく、小銭を渡している人たちもいたが稀だった。
また、ものを売る人も多くいて、挨拶を始める前に皆に商品を渡り、話をしている最中にそれらを見てもらうといった感じだが、受け取り拒否をする人もほぼ見られなかった。
商品といっても、ノートや飴などといったものであった。
最終的にそれらを買う人たちはおらず返していた。
バスの中にはセキュリティーの人達も時々見かけて、特に危ない雰囲気やスリの心配は全くなかった。
最終的にCalle85もしくはVirreyで降りると、外国人が多くいるエリアまでに歩いて行ける。
Andinoショッピンセンターはまるでヨーロッパにあるようなモールで、ブランドもアメリカやヨーロッパのものが多かった。
数店舗に入って価格を確認したが、多分ヨーロッパで買うのと同じくらいだった。
その近くにはレストランやバーなども多く、値段も旧市街地よりも高かった。
公園もありEl Virrey公園は子供なども遊んでいて良い雰囲気だったが、雨が降ってきてしまい旧市街地に戻ることにした。
正直このエリアは外国人向けに作られた感が強くあまり好きになれなかった。
しかし、もし自分がボゴタに住むとしたら安全を考えるとこのエリアになるのかもしれないとも思った。
コロンビア、ボゴタの食事
これは外側はパリっと焼かれていて、中のチーズがトロトロで美味しかった。
これは別の食べ物で、オムレツをパンで挟んだようなもので、中にはチーズ、ハムや野菜などが入っていてものすごく美味しかった。
ソースもいくつかあって自分で好きにかけて食べることができる。
コロンビアに来たらもう一度食べたい料理の一つ。
コロンビアでもペルー同様にお米は主食でどこでも見つけることができ、アボカドも付け合せだった。
小腹が空いたので食べてみたが美味しかった。
路上にてマンゴー売りをよく見かけたので一度買ってみた。
見るからに固そうだが、やはり熟した甘いものではなかった。
これに塩と唐辛子のようなものをかけて食べるのが一般的らしかった。
塩だけかけてもらって食したが、塩のせいかマンゴーがとても酸っぱく感じまったく美味しくなかった。
全て食べることができずに、申し訳ないが残りを捨ててしまった。
エルドラド空港へ
空港まではバスを利用した。
Universidadesまで歩いて行き、1番のバスに乗りPortal EldoradoでK86のバスに乗り換える。
このバス停はかなり広く、どこからKのバスが出発するかわからなかったが、バスを降りて進行方向を最後までそのまま歩いて行くと見つかる。
しかし、このKのバスが全然来なくて、結局始めのバスを乗ってから空港に着くまで1:15分くらいかかった。
ちなみに、乗り換え時に改札は通らないので一回分の運賃で行けた。
帰りも行きと同じくドイツのフランクフルト経由でポルトガルへ。
飛行機がフランクフルトに到着し、タラップを歩いて行くと警官が犬と一緒に待機をしてチェックをされた。
やはり多くのドラッグが、コロンビアから密輸されている背景があるのだと考えられる。
一旦、ヨーロッパ、特にEU国へ流入すると、その後は簡単に流通できてしまうので、入り口の国での措置が一番重要になる。
今まで飛行機にはかなりの数乗ったが、このようなチェックは初めてだった。
8回に渡って書いてきた南米の旅ブログも今回で終了です。
2019年も終わりに近づき来年の目標として、ポルトガルの観光と移住に関する記事も増やしつつ、移住してからの経験や普段の生活についても少しづつ書いていこうと思います!