2015/11/30   
Category: 旅行

ブカレストへ

[11月29日]
イスタンブールからルーマニアのブカレストへ移動しました。
ペガサス航空という格安航空便で片道1時間30分のフライトでした。
通常の金額は55ユーロなのですが手荷物は8Kgまでという制限だったので、念のため2ユーロ追加して23Kgまで大丈夫なチケットを購入しました。

2年前にリスボンでポルトガル語の学校に通ったときに知り合ったルーマニア人と知り合いました。
その人と連絡を取って会う約束をしていました。
実はリスボンでは2度程しかちゃんとした会話をしたことがなかったのですが、空港まで車で迎えにきてくれるということになり、そのまま市内へ連れて行ってもらいました。知り合いがブカレストに来たなら放っておけないと言ってくれました。
初めての地を訪れるときに始めに考えなくてはならないのが両替と空港から市内への移動だったりします。
友人にあった嬉しさで思わず両替をするのを忘れてしまいました。。。が移動に関してはベストでした。

こちらではこの時期には午後4時半には暗くなり始めます。
午後4時半に到着して市内へ移動している間に真っ暗になっていました。
旧市街を少し歩いて散策したのですが、路上にはほとんど人がいませんでした。
夏にはすれ違うのも大変なくらい人通りのあるという旧市街のLipscani通りでさえ人がまばらでした。
この辺りには多くのバーなどがあるのですが、最近は閉まっていまったとのことです。

話を聞くとちょっと前にライブハウスで演奏中に火災の悲劇が起きて60人の若者の死者がでたとのことです。
ライブで演出のために使用された火が防音材に引火し、出口が一つしかなく逃げ後れた人達が犠牲にあったとのことです。
若者がこれをデモで国に訴え、消防検査をすることになったためバー、クラブ、ホールなどが閉められているとのことです。
その他、実は耐震対策が十分ではないビルには印が付けられるのが義務のようですが、そのようなことをするとお客が来なくなるため、賄賂か何かを使って取っ払ってしまっているということもあるようです。
この辺りはまだまだ改善される必要がありそうです。
それと中華街のようなものがこちらにもあるらしいのですが、今までは未納税を警察が取り締まっていなかったのを、支払いを迫るようになっていろいろとごたごたが起きているようです。

この日よりクリスマスマーケットが開始され早速行ってきました。
因にユーロッパでは一般的に12月6日が聖ニコラスでその日からクリスマスマーケットが始まるのが一般的なようです。
そのクリスマスマーケットの場所は地下鉄の大学駅の出口に隣接しています。
比較的大きめなステージがあり主に歌や楽器の演奏がされていました。
そして飲食や物販のお店が多数出展しており、人がとても多く良く見て回る時間がなかったのですぐに移動してしまいました。
というのもその知人の親友がオペラハウスで働いており、クラシックコンサートのチケットをくれるということになっていたからです。

開演時間の2分前にどうにか到着してゲートでチケットを受け取り鑑賞することができました。
リスボンに住んでいたせいかこういうイベントも遅れるのが日常茶飯事なので慣れは怖いもので、どうせ時間通り始まらないのではと疑っていたのですが開演時間きっかりに始まりました。

classic_bucharest

ときにはこういった素晴らしい音楽を生で体感するのは改めて良いことだなと思いました。
クラシック音楽ならではのダイナミックレンジの広い楽器から直接出てくる生音はやはり違うなと思いました。
周りの人達は皆いつもより着飾っていい雰囲気に包まれていました。
面白かったのは楽章が終わった段階で拍手を始めてしまう人達がいて、指揮者が第二楽章があるので待ってくれ言わんばかりに指2本を挙げていました。その後第三楽章の手前でも同じことが起こりました。。。さすがに観客も少し笑い出していました。
終演後に友人の親友にお礼を言って、友人に宿泊先まで車で送ってもらいその日は終了です。

*12月6日編集
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