2016/11/17   
Category: ポルトガル

エボラへ1泊旅

世界遺産の都市エボラに行ってきました。
思ったよりも小さな都市でした。
リスボンのオリエント、エントレカンポシュかセッテリオシュ駅から直通電車で90分弱で着きます。
電車の方がバスよりも安かったです。
こちらのサイトで5日間前までにチケットを購入すれば1等席の往復で20ユーロで購入できます。
何故か不思議なことに自分が買ったときは2等席のチケットにはディスカウント適応されず、1等席のチケットを買った方が安くなっていました。

何があるのかなと思ったのですが、やはり歴史があるに尽きると思います。
見どころはそこそこあってローマ神殿を中心としてカテドラル、教会、ボーンチャペル、美術館などです。
ローマ神殿は写真で見たものがそこにあったという印象です。
でもこれが二千年近く前に作られたということを考えると感慨深いです。
エボラは小さいのですぐに旧市街は見て回れます。
そして同じ道を歩き始めるのですが、なぜかいつもこのローマ神殿に帰って来ていました。

真夏の相当暑い時期でなければ日中も歩けるので1日あれば回れます。
因みに自分は一泊したのですが初日でほぼ見たいところを回ってしまったので、2日目は城壁に沿って内側を一回りしてみました。
90分くらいあればゆっくりでも歩き回れました。

城壁内側のアパートは売りに出されている物件も多く市場へ行くと半分は閉まっているという現状を見ると、ここも経済的に問題があるんだなと考えてしまいます。
なんか人々の生活が見れないというか活気が全然感じられませんでした。
ちなみに帰る日に駅の近くの住宅街を歩いたのですが、そちらの方が人々の生活を見て取れました。
スーパーに行って家族で買い物なんかをしている光景を見てなんかほっとしてしまいました。

夜はSHEというジラルド広場に面するアソシエーションに行ってきました。
3ユーロを払ってパスポートを見せ会員登録をすると1ヶ月間自由に入れるようです。
中にはバー、ビリヤード場、卓球場、イベントスペース、テラスがあり、若者が多くいました。
この日はライブコンサートが23時から開始ということで22:30ころに行ったのですが人もまばらで23時になってもライブが始まる気配はありません。
そこで知り合った学生と話をしたのですが、地元の人たちはコンサバティブな人が多いと言っていました。
実は他の場所で話をした若者も同じことを言っていました。
古いものが良いものだという価値観が強くあるようで、コンテンポラリーアートなどにはあまり理解がないようです。
そしてペドロコシュタというポルトガルの映画監督がいるのですが、彼の作品はポルトガル国内よりも世界でもっと評価がされているようです。
(代表作はヴァンダの部屋でリスボン郊外のドラッグをテーマにしたドキュメンタリー風映画)

0時過ぎてライブが始まったのですが、3人組のポップロックバンドでなかなか良かったです。
1時過ぎにライブの本編が終わり自分はその場を後にしたのですが、アンコールが始まったのですが外からも物凄い音が漏れていたのにびっくりしました。
普通にこの辺に住んでいたら眠れないなと思いました。
エボラの旧市街地は世界遺産に登録されているので一度行ってみるといいと思いますが、小さいので日帰りでもいいのかなと思ってしまいました。
自分がいた11月半ばの日中は半袖でも良いくらいでちょうど良い気候でした。
[wp_ulike]

Booking.com
Booking.com