2016/11/08   
Category: ポルトガル

リスボンからオビドシュへ歩いてみる(1日目)

オビドシュ

今年の7月に初めてオビドシュ(オビドス)に行ってきました。
普通に行っても面白みがないということで歩いて行こうと決断しました。
グーグルマップの最短ルートで約80kmです。
週末の2日間を利用し途中どこかで寝ることを想定して食料、寝袋、マット持参で挑みました。

荷物一式

地図はWindows PhoneのHere MapのアプリとGPS頼みで。
前の記事で書きましたが地図を予めダウンロードしておいたのでデータ通信なしで最後まで完璧に誘導してくれました。

1日目は距離を稼いで2日目に早いうちに着けたら観光ができると思い、行けるところまで行こうと頑張りました。
そして道中なにがあるのか全くわからなかったので食料と飲料を余分に持って行ったのですが、思ったよりも重くだんだんと大変なことに気付いてきました。
食べてしまおうかと思うのですが、夜中どうなるのか分からなかったのでなるべく残しておくようにしました。

リスボンから2時間も歩くとこのような光景を見にします。
羊の放牧

車道の端を歩くことがほとんどだったのですが、車に乗っている人達から変な目で見られているような気がしました。
その道端には結構ゴミが捨てられていたのを見てがっかりしました。
ポルトガルでは夏、山や森林で火事が度々起こります。
タバコの箱やペットボトルや瓶などをポイ捨されており、たぶんタバコの吸殻なんかも車から外に投げ捨てているのが原因なのではと思ってしました。

火事の後

ソーラー発電や風力発電には力を入れているのがわかりました。
ソーラー発電

初めの20kmくらいは大丈夫だったのですが、靴が合わなかったせいかだんだんと足が痛くなってきて30km過ぎに今日はどこまでいけるかなと不安になってきました。
そして暑さも影響して疲れが溜まってきました。

草原の景色

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時々カフェに入りスープやジュースなどで水分補給して、店員に歩いていることを伝えると皆びっくりされ、「カフェの上に寝れるところあるから泊まっていく?」と言ってくれる人もいました。
半分以上は絶対に進みたかったので断ったのですが、本当に足が痛くなっていまい野宿は諦めてベッドで寝ることを選択しました。
どこか良さそうな街があるか聞いたらトーレシュ べドラシュが良いということでちょっと遠回りになるのですが頑張ってそこまで行くことに決めました。

トーレシュ べドラシュ

最後の方は足にものすごい痛みを伴っていて普通に歩くことができなくなっていたのですが、どうにかこの日は50km歩きトーレシュ ベドラシュへたどり着くことができました。
前のカフェで店員に聞くと泊まれるところを教えてくれるというアドバイスをもらっていました。
ということで早速カフェに入り夕食をオーダーし、早速聞いてみるとあまりわからなそうでした。
そしたらお店にいたお客に聞いてくれて、その人が2箇所案内してくれるとのことになりました。
話を聞くとこの人も歩くのが好きでなんか気が通じるものがありました。
この街はスマートシティーとして国がサポートをしているところで、20年前には何もなかったのに今は電動カー用のスタンドがたくさん設置され自転車用に街も整備されているということでした。
本人曰く昔は良かったのになということでした。

どうやら2箇所しか泊まれるところがないらしく、一つ目は高そうで値段も確認をしませんでした。
二つ目のところは値段も許容範囲で部屋を見せてもらったらゆったりできそうだったので決めました。
案内をしてくれた人になにかお礼をしようと思ったのですが、気にしないでと言われさよならをしました。
土曜日の夜だったので街を歩いて回りたいなと思ったのですが、足の痛みで気力も全く無くとにかく明日回復することを優先に足にひまし油を塗ってマッサージをして寝ることにしました。
しかし、一度横になるとトイレに行くのにも歩くのが困難な状況だったので本当に次の日起きたらどうなるのかと不安でした。

次回に続く
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